諫早市造園建設業協会 /「諫早菖蒲」を植栽
2019年07月10日(水)
地域貢献
地域貢献
諫早市造園建設業協会(八江一弘会長、八江グリーンポート㈱)が5日、諫早菖蒲植栽ボランティア活動を行った。
内容は、増殖した諫早菖蒲の株分けと、諫早公園などへの植栽活動。協会員22人が参集、諫早市の職員らも応援に駆けつけ地域貢献活動に励んだ。
この活動は、市と同協会が諫早菖蒲の減少を危惧し、種の保存のために増殖を計画。2014年7月、市と協力して諫早小学校に隣接する、学校田の一画で植栽を開始した。その後3年に一度、増殖に伴い株分けを行ってきた。 冒頭、八江会長が、「今回で2回目の株分けは、旧郷土史料館での植栽、小中学校への配布などを行う。少しずつだが環境づくりを継続し、諫早菖蒲を市内各地に広めていきたい。熱中症対策・安全対策を十分に行って活動して欲しい」と呼び掛け、作業スタート。
会員らはスコップを片手に田んぼへ入り、増殖した菖蒲を根っこから掘り起こした。それと並行して、伸び切った葉を剪定、株を3~4等分(1株3芽ほど)にした。
株分け後は、学校田に増殖用として再度植栽、さらに旧郷土史料館跡地の池や諫早公園へ植栽した。併せて、雑草の除去を行い、美化活動にも貢献した。
このほか、市内の3校(喜々津中学校・北諫早中学校・森山西小学校)へ、諫早菖蒲の株を分け与えた。 本紙取材に応じた八江会長は、「3年前の株分けから、手入れなどを試行錯誤してきたので、しっかりした株を育成出来た。今後も増殖や、植栽する場を増やし、多くの方に見てもらいたい」と活動を振り返った。