地域貢献

チューリップの球根を小学1年生にプレゼント /遠藤教育長「花育も大事な教育」 /㈱琴花園花育活動

2019年10月22日(火)

地域貢献

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▲遠藤教育長へ球根を手渡す大塚社長(右)

▲撫子の花にたっぷりと水やり

▲園児らと花育活動

 花育活動を行っている㈱琴花園が新たな試みとして、大村市内全ての小学1年生約1000人にチューリップの球根約5000個(1人5球)を寄贈。同社の大塚真一代表取締役と嘉村俊明総務部長は16日、同市教育委員会の遠藤雅己教育長にコンテナ1箱分の球根を手渡した。 

 球根を受け取った遠藤教育長は、「こんなにたくさん頂いてありがとうございます。これも命の教育の1つです。知育・徳育・体育・食育とある中で、花育も大事な教育だと感じす」と感謝を述べた。  大塚社長は、「チューリップを育てる過程で、家族や友人とより多くふれあい、絆を深めてもらいたい。花を育てることで命の大切さを感じ、心優しく育ってほしい」と花育の役割を語った。 

 同社は昨年から幼稚園・保育園に向けた花育活動を開始。今回から小学1年生まで対象を拡大した。大塚社長は「今後も継続して花育活動に取り組んでいく」と意気込みを述べた。 放虎原こども園で花育活動  ㈱琴花園は同日、放虎原こども園(大村市)で花育活動を実施。大塚社長をはじめ、社員18人が園児85人と色鮮やかな花を植えた。  今回は、白い花びらの小さな花を咲かせるノースポールの花種と、細い糸のような花びらが特徴的な撫子の花苗を用意。社員が花の特徴や植え方を紙芝居で紹介した後、1個のプランターに3~4人で作業を行った。  本紙取材に応じた岸久仁子園長は「土とふれあう機会が少ない園児にとって、貴重な体験だったと思います。花を見る楽しみと、命を育てる大切さを感じてほしい」と花育活動への感謝と期待を述べた。  同月同社は、大村幼稚園、ふるまち保育園、ルンビニ保育園でも活動を実施する予定。


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