集合訓練とボランティア活動を実施 /「佐世保市北部地域は俺たちが守る!」 /佐世保市北部地域災害防止協議会
2019年10月29日(火)
地域貢献
地域貢献
佐世保市北部地域の建設関連企業11社で構成されている、佐世保市北部地域災害防止協議会(種田精治会長/㈱枝吉組代表取締役)は26日、毎年恒例となっている道路清掃ボランティア活動を実施した。今回で丁度10回目の節目を迎えた。
今回の実施場所はMR吉井駅周辺の道路、横に佐々川が流れる県道54号線が対象。ただし、主目的は「もし、災害が発生した場合、速やかに集まることができるか」ということで、いわば“集合訓練"とでも言うべきもの。
設定については「MR吉井駅付近で、昨日の大雨により佐々川が増水し、吉井駅周辺が冠水したため至急、緊急出動してください」と種田会長が発信。集合時間が休日の朝8時半という設定だったにもかかわらず、全会員が速やかに集合した。
集合した各会員を前に種田会長は、「協議会が設立して10回目を迎えますが、今回はいつものボランティア活動に加えて、災害が発生した場合、速やかに全員が集まれるか―という観点からも招集をかけました。意図については2つあります。一つは、千葉県でも大雨による災害が発生し、今もまだ復興作業が続いているように、ここ佐世保市北部地域でもいつ何時災害が発生するか分かりません。もし有事となった場合、電話、もしくはFAXによる連絡網で緊急に集まることができるかどうか。2つ目は11月に県が主催する大規模な防災訓練が催される予定です。その予行演習も兼ねているということ。こうして皆さんが顔を揃えるということが第一の目的です」と説明。
この後のボランティア活動では、各会員が集合場所となった吉井駅を起点に、歩道に落ちているゴミを収集。種田会長は、「これまで世知原地区でボランティア活動を続けていたが、歩道に落ちているゴミが減ってきているので、これは地道に活動を続けてきたことと、歩道の使用者の意識が高まってきたものと思っています。今後は吉井地区に移って活動を続けていきたいと考えています」とコメントした。
枝吉組を除く同協議会のメンバーは世知原地区が、立石興産、国信配管、吉田環境衛生設備工業、弘智、北松警備、富重ワークス。吉井地区が、百武組、県北總建、吉井砕石工業、小佐々緑化園。