地域貢献

九電・九電工・九州電気保安協会の3団体 /大浦天主堂等の電気設備を点検 /文化財保護協調週間にちなみ実施

2019年11月09日(土)

地域貢献

地域貢献

▲配電盤の点検

▲避雷針の点検

 国が実施している文化財保護強調週間(11月1日~7日)にちなみ、▽九州電力㈱長崎支社▽㈱九電工長崎支店▽一般財団法人九州電気保安協会長崎支部―の3団体は、社会貢献の一環として11月5日から6日までの2日間、長崎市内の重要文化財施設で、電気設備の点検を行った。 

今年で50回目/10カ所で作業 

 毎年この時期に実施しており今年で50回目。今回は世界文化遺産に登録された大浦天主堂や清水寺のほか崇福寺、唐人屋敷など長崎市内の10カ所20棟が対象となった。電気設備面では、絶縁抵抗の測定(電気機器から屋内配線の漏電等の以上確認点検)や接地抵抗測定(避雷針から電気を通す接地電極の以上確認点検)を実施した。 

 初日の5日は▽清水寺▽崇福寺▽興福寺▽聖福寺▽中の茶屋▽唐人屋敷跡地―で確認作業を実施。6日は▽大浦天主堂▽旧羅典神学校▽須加五々道美術館▽東山手洋館群7棟―で点検を行った。電気が漏れる恐れがないか、また必要な設備が設置されているかなど、慎重にチェックを行っていた。 

 九州電力㈱長崎送配電統括センターの北村弘光センター長は建設新聞社の取材に「われわれのスキルを生かして、作業を行う」と抱負を述べた上で、定期点検の重要性を語った。


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