㈱森開発と㈱三基が献血活動 /新型コロナの影響 今こそ献血を 例年同様の約300人が協力
2020年03月14日(土)
地域貢献
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㈱森開発(諫早市、針尾憲一社長)と㈱三基(長崎市、山口雅二社長)は11日の午前7時から午後1時まで、献血車4台による県内最大規模の献血活動を多良見町の森開発事務所前で行った。「新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される今も、毎日3000人もの患者さんが輸血を必要としている」との日本赤十字社の強い声に応える形で予定通り実施。例年と変わらぬ約300人が献血に協力した。
今回は感染症に対する取り組みとして、来場者に対し、受付で手指の消毒と体温測定を実施。職員側も、これまで以上に手指消毒を徹底、会場も消毒液による清掃などで良好な衛生環境の保持に努めた。
針尾社長は「大変な時期に多くの方に献血にご協力いただきありがとうございます」と、60社を超える共催企業に感謝するとともに、今後も関係企業に共催を働き掛けながら活動を継続していく方針を示した。
当日、献血活動の運営に携わっていた県赤十字血液センターの藤本良夫献血推進課長は、新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止などで、付随する献血活動も取り止めになるケースがあったことに触れ、「ただでさえ献血者が減るこの時期に、大規模な献血活動を中止せずに行っていただいたのは本当にありがたい」と、本紙の取材に応えた。