九電工長崎支店とグループ会社が社会貢献 /約100人が浦上天主堂を清掃 /高所作業のノウハウ生かしステンドグラス拭きなど
2020年10月16日(金)
地域貢献
地域貢献
㈱九電工長崎支店(執行役員・岐部孝典支店長)と長崎配電工事営業所は14日、浦上天主堂で清掃活動を行った。同社が毎年実施する地域社会貢献活動の一環だ。52回目となる今回は、㈱チョーエイや九設工業㈱などのグループ会社4社を含め約100人が参集。地域への感謝を込めて清掃・除草作業に汗を流した。
岐部支店長は、参加者へ対し同社の地域社会貢献活動を説明した上で、「この活動で終わりにすることなく、常日頃から地域やお客様へ感謝しながら作業することを徹底してほしい」と呼び掛けた。その後、応援に駆け付けた長崎市議会の深堀義昭議員が、活動に感謝し作業の安全を願った。
作業内容は、高所作業車を用いた浦上天主堂のステンドグラス清掃や、周辺の石垣や植込みなどの除草。浦上天主堂では、高さ最大15㍍まで伸びる高所作業車を6台使用。担当者は、慎重に操縦しながらステンドグラスを一枚一枚丁寧に拭いた。また、除草作業ではごみ袋約100袋分を回収。作業後は見違えるほどきれいになった。
観光客は本紙取材に対し「自社の技術や作業車を駆使しており素晴らしい。いい思い出になった」と語った。また、作業終了後には、浦上天主堂の宮原大地神父が参加者らへ感謝。「皆さんが団結し作業する姿に心が嬉しくなり、プロフェッショナルを感じた」と喜びを述べた。
㈱九電工は毎年10月下旬を『さわやかコミュニティ旬間』と設定。今年は10月13日から23日までの11日間で、『ありがとう、日頃の感謝を届けます』を標語に、高所作業でのノウハウを生かした清掃作業や、福祉施設の設備点検作業など、グループ全社で地域社会に根ざした奉仕活動を実施している。