㈱石橋工業 ／ＧＷにクレーンでこいのぼり揚げ ／コロナで引きこもりがちな子供に何かしたい

クレーン工事や揚重作業を手掛ける㈱石橋工業（諫早市、石橋ゆかり代表取締役）は、５月１日（土）～５日（水）のゴールデンウィーク期間中、諫早市小川町のＲＤビル（ドコモショップ諫早バイパス店）駐車場で、ラフタークレーン２台を使用してこいのぼりを揚げた。 

　寄付してもらった３０匹のこいのぼりを１㍍間隔で結んだ約３５㍍のワイヤーの両端を、２５㌧吊りと１６㌧吊りの２台の大型クレーン車で吊り上げた。 

　「新型コロナウイルスで家に引きこもりがちな子どもたちに、会社として何かできないか」と考えていた時、（一社）全国クレーン建設業協会の会員がこいのぼりをクレーンで吊っている写真を見て「弊社でもやりたいと思い立った」（石橋工業・総務の中村愛さん）。（一社）諫早青年会議所で共に活動する㈱宮崎電機工業の宮崎大輔社長に相談したところ、同社が保有するＲＤビルの駐車場を快く提供してくれたという。 

　石橋工業では、県主催の『ながさきＳＤＧｓ普及ミーティング』に参加。ビジネスにＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の活動を繋げることも模索していた。宮崎電機工業もＳＤＧｓに力を入れており、１７ある目標の一つである〝パートナーシップで、目標を達成しよう〟を踏まえた取り組みとなった。 

　中村さんは「連休中でクレーンが稼働していないため、会社の負担も少なく持続可能な取り組みだと思う」と、今後も何らかの形で継続していきたいと、意気込みを語ってくれた。