地域貢献

新型コロナウイルス飛沫感染防止へ/長崎市管組合が長崎市に寄贈/〝十字型パーテーション〟7個を製作

2021年06月16日(水)

地域貢献

地域貢献

田上市長に目録を手渡す谷村理事長(左)

十字型パーテーションの使用方法を説明する關理事

寄贈後に記念写真(左から谷村理事長、田上市長、野瀬局長、岩永副理事長)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立ててもらおうと、長崎市管工業協同組合(谷村正夫理事長)は14日、長崎市に対し、飛沫感染防止を目的とした十字型パーテーション7個を寄贈した。昨年度に続き贈られたもの。十字型パーテーションは前面だけの仕切りではなく、左右も仕切ることができるため、市は変異株対策として十分に期待できるとしている。 
 市役所で行われた寄付受納式には、組合側から谷村理事長、岩永堅之進副理事長、智多正信専務理事、關武理事が出席。市側からは田上富久市長、野瀬弘志上下水道局長、中村司事業部長、濵田貴博業務部長が応対し、組合の善意に感謝の意を示した。
 主席者紹介の後、谷村理事長は寄贈に至った経緯を伝えた。その上で、「管組合としてのいろいろなアイデアを用い作製した。お役に立てれば幸いです」などと述べ、田上市長に目録を手渡した。 
 この後、關理事が使用方法を実演。歓談の中で田上市長は「応用の方法もさまざまですね。まさか、このような使用方法があるとは」などと感心。その上で「非常に助かります。いつもご貢献いただき、ありがたい」と謝意を示した。
 組合によると、十字型パーテーション(正面(横930㍉、縦740㍉)横(横520㍉、縦640㍉)、重さ約3㌔)は、水道用VP管(塩ビ管)やアクリル板を活用。インド型などの変異株に対応する。対面だけでなく左右隣との飛沫拡散を防げるのが特徴だ。
 また、アクリル板のため着脱が可能。清掃や消毒が容易にできる。フレームは可動式でS字型やコの字型に自由に形を変えることが可能となるため、用途に応じ使用できるという。さらに、アクリル板の着脱やフレームが可動することで折りたたんで収納できるため、非常に便利なものに仕上がっている
 昨年5月には、長崎市に対し飛沫防止パーテーション100個を寄付した。現在は、医療従事者などエッセンシャルワーカーの飛沫感染防止に役立っているという。


(令和3年6月16日付け)


TOP