特集記事

理路雑然 /-14-

2014年08月23日(土)

特集記事

理路雑然

 産婦人科の医師数(年齢階級別35歳未満・内閣府データ)は女性が半数を超える。小児科も比較的多い。客(患者)のことを思うと納得するが、全体としてはやはり男性医師数優位だ。近年産婦人科医師の不足が深刻視されているのは我々と同様だ  

▼建設業で「女性」技能者活用促進がテーマとなっている。いよいよ技能者の不足が待ったなしになったからだ。現状就業数は全体のおよそ1.2%と少ないが、内装工・機械オペレーター・鉄筋工・型枠工・溶接工と様々だ。他業種と比べ過酷な環境のため女性に向かないと思われてきた。経営者の縁戚で仕方なくというケースも聞く   

▼若年技能者の育成が課題とされるが、見通しが立っているわけでなく、「女性」「外国人」にも注目が集まった   

▼「女性」参入を図るには問題点も多い。羅列すると、更衣室・トイレの設備・就業時間・育児・出産への対応・性別差のない給与などだ   

▼以前から職種によっては女性の方が向いているのではと言われてきた。産婦人科・小児科に女性医師が多いのと同じだ。女性専用のクリニックもある。内装工事の気配りや、溶接の丁寧さと辛抱強さなどが優れていると聞くが、作業の工程を分析すれば結構多くの分野がある。アスファルト舗装の整地・敷均し・重機転圧を女性だけで作業部隊を編成した例を知っている。信頼性は高かった   

▼女性は一般的に「清潔」「スマート」が好きなので、その点の配慮も忘れてはならない。


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