理路雑然 /-25-
2015年01月24日(土)
特集記事
理路雑然
正月休みも長いと辛い。と思っていたら、あっという間に終わった。テレビのスポーツ番組見ながら、ミカンむきながら、こたつにはまっていた
こたつといえば、電気こたつの国内生産が激減しているそうだ。それ以前の練炭こたつなどは論外。原因は冷暖房エアコンの普及や和室が減るなどしたためだ。ミカンも昔はこたつの上に必ずと言っていいほど置かれていたが、その出荷量も大きく減少しているという。いろんな果物や菓子(スイーツ)が氾濫していることが理由だ。こたつとミカンの減少グラフは同じ傾向を示している。往事の10分の1になろうとしている。ミカンのあるこたつでの家族だんらんは昭和のものとなった
現在こたつの生産は他の電気製品同様海外だ。しかし日本以外にこたつを使う国はない。国内で使われているこたつは中国や東南アジア。高温多湿なマレーシアで作られたこたつとは皮肉だ
今でもひとり暮らしにはこたつは安くて便利な暖房具だ。しかも省エネ 鹿町工業高校には生徒のための寮がある。ここでは暖房具はこたつだけだ。それも定刻になると電気が切られる。実家ではホカホカ過ごしていた生徒には試練かも。厳しさも精神を鍛えるのに役立つという。幸せの中に浸かっていると幸せが分からないとも。楽な方ばかり選んでいる身には耳が痛い
厳しい冬を乗り越えてきた建設業は強くたくましくなったか。自身も物事を冷ややかに見るくせが付いただけかもしれないと反省。