理路雑然 /-33-
2015年05月16日(土)
特集記事
理路雑然
二度あることは三度ある
本当か。暇な人と言われそうだがやってみた。1枚の硬貨を連続5回投げた時の出方は全部で32通り。裏と表が交互に出るのは2通り。裏か表が連続で3回のケースは18通りで50%。4回連続は8通り。予想してたより多かった。二度あることは三度ある、は本当だ。これは偶然と言うより組み合わせ、確率の話
無作為は偶然の結果だが、偶然には傾向がある。いいことと悪いこともそうだ。大きな地震、津波、豪雨、噴火は続けて起きないとは言えない。まれにしか起きないことは続けて起きることが多い。これも科学的確率だ
クラスの中に同じ誕生日の人がいる頻度は高い。ある会社の78人の名簿を調べてみた。1年は365日。そうそう同じ誕生日はいないと思っていたら、なんと7組14人いた。感覚的には不思議だ。旅先の観光地で長く会っていない友人と出会うことは高い確率で起きる。偶然は均等でない。彼女と他県の温泉にいるところを知り合いに見られる可能性は高いのだ
競争入札のランダム予定価格で続けて同じ会社が当たる?のもそうだ。ゴルフのホールインワンは腕前だろうが、それとは違う。博打だって神がその日によって味方したり見放したり。宝くじも何度も当たる人がいる
四年前の東日本震災や津波、原発被害への国民の思いも冷めてきたと感じる。自然災害に強い国を作りたい。その為には国土強靱化を理解し進める政治や行政を支持していく必要がある。