理路雑然 /-42-
2015年09月12日(土)
特集記事
理路雑然
孫の持っている絵本を見ていたら、驚く本を見つけた。「みんなで!どうろこうじ」(偕成社・竹下文子作・鈴木まもる絵)だ。道路舗装工事がどのように行われるのかが詳しく楽しい絵になっている。調査から始まり、工事看板、セーフティコーン、路面カット、はぎ取り、路盤すき取り、路床転圧、採石すき込み、転圧、乳剤散布、アスファルト舗装、ライン引きまで順を追っている。使われる機械も、ロードカッター、バックホウ、ダンプトラック、モーターグレーダー、マカダムローラー、タンパー、タイヤローラー、乳剤散布機、アスファルトフィニッシャー、コアカッターと勢揃いだ。詳しく書くと切りがない。対象は2歳児以上とあるのは驚きだ。調べてみると他にも「みんなで!いえをたてる」「ざっくん!ショベルカー」などあり大人にも楽しめる
高校の先生から聞いた話だが、卒業後の就職先を決める際、強い影響力があるのは母親だそうだ。建設業はどうか、どの会社を選ぶか、に決定的な発言力がある。これまで建設業のイメージアップを図ろうといろいろやってきたが、ターゲットは母親だと分かった。2歳児から絵本を読んで聞かせることは、興味を持たせると同時に読んでいる母親の理解を深めることにもなる。お父さんは塗装屋さん、お父さんは水道屋さん、なんて言うのもいいかも
仕事はどんな仕事でも社会になくてはならない。若い人たちと一緒に、自信と誇りをもってやっていきたいものだ。