理路雑然 /-55-
2016年03月19日(土)
特集記事
理路雑然
女は長生きするが、それはおしゃべりと関係しているそうだ。以前から気付いていたが、女同士の長話、よくもまあ続くもんだと不思議だった
医学的見地を含め諸説あるが、要は脳の構造が男と違っているらしい。男が左脳のみで言語を操るのとは対照的に、女は脳梁という左右の脳をつなぐ部分が発達していて、左右の脳どちらでも言葉を操ることができる。このことは脳卒中などの後遺症での言語障害が女は発症しにくいというデータから分かる。いつも右脳も使っているので、左脳の言語担当部分が損傷しても右脳が補完するからだ
男はしゃべると疲れて無口になっていくが、女はしゃべることがストレス発散になり、ますます元気になることも報告されている。ドーパミンという快感ホルモンが活性化され、話すから楽しくなる、また話すからホルモンが出るという好循環? どんどん元気になる。長生きするはずだ
夫婦げんかで、妻が圧倒的な口数で旦那を言い負かしてしまうことは体験してきた。使われる平均単語数も、女のほうが男よりも圧倒的に多い
長話は女にとって内容は重要ではなく、会話を楽しんだ事こそが重要。考えてから話すのではなく、話すことが考えることと一体化している。離婚理由の約9割が、彼氏や旦那が会話の相手をしてくれない事にあるのだとか。優れた言語脳は良くも悪くも「連想」「カン」が働くので要注意
つまり男はかなわない。今後女性の職場参入が進むが、男子諸君は理解を深め一層の心構えを。