理路雑然 /-66-
2016年08月27日(土)
特集記事
理路雑然
東京都知事選挙で女性知事が誕生した。現職では北海道と山形県に続き3人目の女性知事だそうだ。それ自体には興味はない
この選挙の立候補者は二十一人。そのほか立候補を表明したが実際には立候補しなかったのが五人いた。選挙期間中東京に出張の機会があり、都知事選の掲示板を眺めるとポスターが貼ってあったのはその内十二枚だけだった。立候補者は供託金300万円を法務局に預けなければならないが、得票数が有効投票総数の10分の1に満たないと、そのまま没収される。今回は上位三人以外の18人分の5400万円は没収となった
いつものこととは言え、どうなってるのでしょう東京は、狂っている?マスコミは上位3人に偏った報道に終始し、まともな政策論議もなかった。こんな人気投票をいつまで続けるのか。しかも投票日前に調査結果の当確が流される。これ世論操作だろ。今や民主主義の最大の脅威はマスコミだ。しかも彼らにはその認識がない
「報道の自由」を言うならば「責任」を持たなければならない。垂れ流しの「報道の自由」は雑音だし害悪だ。「権利」を主張するならば、相応の「義務」を果たすべきだ。「義務」とは、新聞やテレビが公平に意見と客観情報を提供し、自らの思い上がった価値判断へ誘導しないことだ
便利なインターネットも、世界に広まりだした頃から危惧されていたが、発信者が曖昧になり「責任」が欠如する問題や犯罪が多い。こうなると情報を受ける側にフィルターが必要だ。つまり信用しないことだ。