理路雑然 /-88-
2017年07月29日(土)
特集記事
理路雑然
会社の一階駐車場天井梁にツバメが巣を作り子育てしている。時々そっと覗くと面白い。雛が大きく口を開けて餌をねだる口の黄色い色を見ると、親鳥は餌をやりたくなる本能が働くと本で読んだ。すでに卵から孵った4羽は親と飛び回っているが、巣立ちが遅れた1羽の雛は巣の中で羽ばたきの練習をしている。巣の縁から尻を出し糞を落としているので要注意だ。餌とする虫をどこから捕ってくるのかと思っていたが、空中で飛んでいる虫を直接捕まえるのを目撃したと聞いた。ツバメが低く飛ぶと雨が降るというのは、湿度で羽が重くなった餌の羽虫が低く飛ぶからなのだ
東京都心ではこの2年ツバメが観測されていないそうだ。原因は人が巣作りの邪魔をすることや、建物の外壁材が改良され汚れ(泥)が付かないため巣を作れないからという
その代わり品川駅前には「つばめグリル」がある。特急つばめが店名の起こり。アルミホイルで包んで焼いたつばめ風ハンブルグステーキが看板メニュー。ヤクルトスワローズもツバメだ。強くはないが人気はある。年上の女の愛人である若い男のことを「若いツバメ」とも言うね
飲料メーカーのサントリーは愛鳥活動を続けている。サントリー(鳥)からきたのだろうが、鳥の名前を調べるのに同社のホームページが便利だ。企業の社会貢献は様々だが、我々も身の程に合った活動を続けたいものだ
しばらく理路雑然の原稿書きをサボっていたので、雨の前のツバメのように低空飛行します。