特集記事

理路雑然 /-126-

2019年02月08日(金)

特集記事

理路雑然

国は生産性向上、働き方改革をうたうが、誰かがテレビで国会の中継を見ながら「先に政治の生産性向上が必要だろう」と笑った  

政治の複雑さを専門化し、コンピュータAI(人工知能)を使いアルゴリズム(問題解決の方法や手順)を組み込んだらどうなるか。AI太郎議員の登場だ。人類議員の誰よりも知識があり、人の言葉を理解し、判断と意見は合理的で適切だ。ありとあらゆるケースを想定し、問題点と対応も丁寧に答える。膨大な知識と良識、世界中の情報もリアルタイム。嘘ニュースも見破る。野党の質問にはAI大臣が適切に応える。もしかすると野党もAI花子議員が質問するかも。AIは間違えない。間違っても改良すれば二度とドジらない。結論も人の判断に拠らずAIが瞬時に下す。AIは電気が必要なだけで「身体検査」は不要。赤坂の料亭は不景気になる  

いやいや議論の過程が国民の理解に必要との意見はもっともだ。気まぐれで不合理、間違いを犯す人間らしさが好ましいという意見もある。機械に核のボタンを任せるわけにはいかないとも  神が見捨てられ、王が追われ、次は人間の番なのか。AIは新時代の絶対君主となるのか。政治は理屈ではないと政治家は反対するだろう。その通りだが、いずれどちらがいいか時間の問題で国民が判断すること。人よりAIが信頼できると思われればザ・エンド  

大袈裟ではない。すでにAIを利用した政治は行われている可能性が高い。


TOP