特集記事

理路雑然 /-177-

2021年05月01日(土)

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理路雑然

我が家に地方公共団体情報システム機構から封書が送られてきた。マイナンバーカード交付申請の案内だ。自分のカードはもっているので家人へのもの。健康保険証と一緒になるし、新型コロナワクチン接種の際の身分証明にいるかもと申請することにした。インターネット上から簡単にできた  二か月ほどしてカード受け取りのためのハガキが送られてきた。文字が蟻より小さくて見えない。拡大コピーして読み事項を記入した。本人自筆で印鑑不要とある。家人は体調が悪かったので、代理で受け取りに行った。代理人欄に書き込み、家人の健康保険証も準備した  

さてこれからが大変。市役所でまず代理人が自分を証明する必要がある。委任状も家人本人が書いたという証明がいる。いくつもだ。あれやこれやとこちらを犯罪者みたいに扱う。翌日やっと揃え、最後に受け取ったという書類に「印鑑」が必要!なんかおかしくないか?。情報漏洩と悪用犯罪への対策だが、手間が多いし不愉快  前に年金事務所でも同じような目にあった。お電話くださいとあり、何度も電話しても通じない。直接行くと1か月後に予定。予定日の時間に行っても待たされ要領を得ない。行政のプロが消え臨時職員ばかり。なんかおかしいぞこの国は  

マイナンバーの普及率は全国で約30%。普及が進まないのは利便性がないのと不信感、手続きの面倒さ。デジタル庁ができるという。期待もするが、役所の処理業務は楽になっても、利用者に負担が増えるのは間違いない。お覚悟あれ。


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