地域貢献

ポリテクセンター長崎 親子ものづくり体験教室に100人参加 テクノインストラクターが丁寧に指導

2021年08月06日(金)

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親子で文房具整理箱づくり

オンラインで行われた開講式

 ポリテクセンター長崎(諫早市小船越町、河野晶裕所長)は1日、『親子ものづくり体験教室』を開いた。午前の部、午後の部合わせて100人近くが参加し、職業訓練校の実践的な環境の下、ものづくりを学んだ。

 この取り組みは、ものづくりに関連する仕事に興味を持ってもらえるよう、全国の職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)で毎年行っているもの。長崎では「文房具整理箱」「ステンレス製小物入れ」「立体パズル」のほか、新たに「電子キーボード」「アクセサリー」のコースを新設した。

 開講式で河野所長は、世の中にはいろいろな仕事があるとし、参加した子供らに対し「今からじっくりと、仕事について調べたり聞いたりしてください(仕事理解)。そして、どんな仕事が自分に合っているかも考えてください(自己理解)」と話した。その上で「仕事の中には〝ものづくり〟がたくさんあり、ポリテクセンターは、ものをつくる仕事をしたい方のお手伝いをする場所。皆さんが大人になって、ものづくりをしたいと思ったらポリテクを思い出してください。きっとお役に立てます」と呼び掛けた。

 開講式はこれまで、全コースの参加者が一堂に会して行っていたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで実施。参加者が各コースの教室から、河野所長の話などをモニターやプロジェクターを通じて聞いた。

 参加者はその後、テクノインストラクター(職業訓練指導員)の指導を受けながら、ものづくりを体験。このうち文房具整理箱は、あらかじめ底板、側板、仕切り板に切られた北欧の木材レッドパインを、釘とボンドで組み上げて好みの色に塗るもの。

 子供らは、細い釘をまっすぐに打ち込む事に苦戦しつつも、テクノインストラクターのアドバイスを受けながら懸命に組み上げていた。




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