建協下五島青年部が清掃活動／福江商議所、振興局と合同実施

 （一社）長崎県建設業協会五島支部下五島青年部は７月１８日、福江商工会議所青年部、県五島振興局と合同で清掃作業を行った。全団体合計９７人が参加。福江商店街を中心に午前９時から１１時までの２時間活動した。

 五島市が実施している清掃活動強化月間の一環。うち、（一社）長崎県建設業協会五島支部下五島青年部は２８人が参加し、外堀公園のお堀を中心に清掃。台風で折れたとみられる周辺の松の木の枝など大量のゴミが見つかり、軽ダンプ約３台分を回収した。

 活動について今村龍青年部会長は「昨年は青年部のボランティア活動が新型コロナウイルスの流行で開催できなかったので、今年はどうにかして開催したいとの強い思いがあった」と理由を説明。その上で「五島市も少子高齢化が進み若手が少なくなってきている。今回のように、他業種の青年部同士が交流を深め、若い力で福江の島を盛り上げていければと思う」と期待を込めた。

 （一社）長崎県建設業協会五島支部下五島青年部からは▽出口興業㈱▽㈱今村組▽㈱片山組▽合同建設㈱▽五島技建工業㈱▽五島トラック建設㈲▽㈱才津組▽㈱三和▽㈲タイヨウ▽㈲野口組▽㈱萩原組▽㈲橋本組▽㈱花村潜建▽増山建設㈱▽㈱松岡建設―の１５社が参加した。

 また県五島振興局からは建設部の村川康孝部長、細川修宏検査指導幹をはじめ２７人が参加し、福江港周辺のゴミ拾いを行った。細川検査指導幹は建設新聞社の取材に対し「下五島地域の建設業の将来を担う建設業協会青年部の皆さんが、地域貢献に対する共通意識を持ち、日頃の仕事とは違う形で、このようなボランティア活動を継続されていることは大変すばらしいこと」と評価。

 その上で、「地域の若者同士で共に汗を流し異業種間の交流を深めながら地域に貢献することは、人脈づくりという点でも大変有意義なことだと思う。今後も地域の若い力を結集し、さまざまな分野で福江島を盛り上げていかれることを期待します」とコメントした。