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【年頭所感】

「オール大村」の力を結集スピード感持ち市政運営を/大村市・園田裕史

2021年01月04日(月)

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人物

大村市園田市長

 新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。


 また、旧年中は市政に対し格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。


 昨年は、令和2年7月豪雨により、熊本県をはじめとする九州各県ならびに東海地方および東北地方に甚大な被害をもたらしました。


 また、本市においても、1976年の観測開始以来最大となる24時間雨量384ミリを観測し、幸い人的被害はなかったものの、農業施設、道路などに甚大な被害が生じました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。


 さて、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、小中学校および高等学校の臨時休業をはじめ、予定されていた多くのイベントが中止に追い込まれました。一方で、ボートレース大村では、SGレースの開催や新型コロナウイルス感染症対策を万全に取り組みながらレースの開催を継続したことにより、昨年度の自場開催売上額が過去最高の1千億円を突破し、年度売上額は全国24場中第2位になることができました。


 また、一昨年に分譲を開始した新工業団地「第2大村ハイテクパーク」についても、1社の工場が完成し、今後の雇用の場の確保に伴う定住人口の増加が期待されます。


 本年も、引き続き第2大村ハイテクパークの早期完売に向けて、企業誘致に取り組んでまいります。


 人工知能(AI)やビッグデータなどの最先端技術を用いた諸事業を特例的な規制緩和で導入するスーパーシティ法案(国家戦略特別区域法改正案)が昨年可決されたことに伴い、本市においても、市民の利便性の向上を図るため、スーパーシティ構想の実現を目指してまいります。


 その他、本市の教育環境の向上をはじめ、新たな企業誘致や地場企業の振興、地域経済活性化などのために、昨年から具体化してきた長崎大学情報データ科学部の誘致の実現に向けて、引き続き取り組んでまいります。


 今年も、大村市をもっと楽しく元気なまちにしていくために、市民の皆様のご意見を拝聴しながら「オール大村」の力を結集し、スピード感を持って市政に取り組んでまいります。


 結びに、皆様にとりまして本年が輝かしい一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。


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