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【年頭所感】

脱炭素社会の実現を目指した取組/壱岐市・白川博一市長

2021年01月04日(月)

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人物

白川博一壱岐市長

 新年あけましておめでとうございます。


 皆様には、お健やかに輝かしい新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。


 平素より、壱岐市政に対しご理解とご協力を賜り、年頭にあたり厚くお礼申し上げます。


 昨年4月の市長選挙におきまして、市民皆様のご信託を賜り、4期目となる市政を担当させていただいております。平成20年4月の市長就任以来、壱岐市の振興発展に寄与するべく、各施策に全力で取り組んできたところであり、市民皆様をはじめ関係皆様の温かいご理解とご支援に対し、改めて深く感謝を申し上げます。


 昨年を振り返りますと、新型コロナウイルスが各地で猛威を振るった年でありました。現在もなお、感染拡大が続いており、依然として収束する気配を見せておりません。昨年は本市においても7例の感染者が確認されたところであり、今後も、水際対策をはじめ、関係機関との連携により感染防止対策に努めてまいります。


 本市では、令和元年9月25日、全国の自治体に先駆けて気候非常事態宣言を表明しました。昨年末の国会においては、菅内閣総理大臣により「2050年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出正味ゼロ)」が宣言され、衆議院及び参議院において気候非常事態宣言が決議されるなど、今まさに、社会の総力を挙げてカーボンニュートラルを目指すべき時が到来しているものと考えます。本市においても、官民連携による再生可能エネルギー導入検討など脱炭素社会の実現を目指した取組を加速してまいります。


 産業振興に関して、肉用牛経営については、コロナ禍の影響により、枝肉価格の低迷が続いていましたが、現在は回復基調となっており、今後も産地維持のため関係機関との連携により、基盤の強化を推進してまいります。


 水産業については、周辺海域において磯焼けが進み、藻場回復対策が喫緊の課題であります。昨年、長崎県及び壱岐市並びに市内5漁協による連携協定の締結並びに壱岐市磯焼け対策協議会を設立したところであり、今後は協議会を中心に、藻場回復に向けた取組を進めてまいります。


 本市では、令和元年12月に策定した第3次壱岐市総合計画に基づき、壱岐市の未来に向けた取組を着実に進めています。今後も、総合計画そしてSDGsの基本理念である「誰一人取り残さない」協働のまちづくりを市民皆様とともに築いてまいります。


 結びに、この1年が皆様にとりまして幸多き素晴らしい年となりますことを、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。


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