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【年頭所感】

新年あいさつ/一般社団法人長崎県建築士会・鉄川進会長

2021年01月04日(月)

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人物

鉃川会長

 新年あけましておめでとうございます。


 旧年中は、私達長崎県建築士会にさまざまにご厚誼を賜り、誠にありがとうございました。本年も変わらずご指導賜りますようお願い申し上げます。


 さて、昨年はコロナ禍により業界全体が大きな影響を受け、本会運営につきましてもさまざまな変更を余儀なくされました。一方、会議や講習の一部がリモート開催に移行したこともあり、会員や受講者のWeb利用による参加が一般的に行われるようになり、むしろ会議回数が頻発化されるなど、ITによる活性化が促された面もあります。さらに、設計契約の重要事項説明のリモート化の社会実験が実施されるなど、制度の改正も進んでいます。


 本年度より改正建築士法に伴う建築士試験が実施され、今後登録が行われます。登録に関しての運営を円滑に進めるため、建築士登録機関等連絡協議会が設立され、本会も加入いたしました。新たに生じる、まだ登録できない建築士試験合格者に対しても適切なフォローを行い、建築士会の仲間になってもらいたいと思います。


 2年目を迎えた医療福祉と建築の連携事業は、具体的な事業に入っています。「建築が住む人を健康にする」という考え方は、これまで建築に携わる者にはあまり認識のなかったことかもしれませんが、これが共有化されれば住宅建築におおきなステップとなりそうです。さらに、コロナ禍に対し適切な換気性能もさらに重要な指標となります。テレワークに対応した住宅設計も今後のテーマになりそうです。


 今後とも建築士会活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。


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