CO2削減に向けて/一般社団法人長崎県建築士事務所協会・三好定和会長
2021年01月04日(月)
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新しい年、令和3年度を迎えるにあたり、謹んでお慶び申し上げます。
昨年は、コロナ禍の中で、人と人との接触に制限が及ぶといった、これまでに経験したことのない社会変革に見舞われ、様々な影響が建築社会にも及びました。在宅ワークといった働き方によって、働く場の需要も様変わりしています。一日も早い終息と皆様のご健勝を願うばかりです。
本会も設立53年を迎え、2020年12月時点で6支部、会員236社、賛助会員90社となっています。建築士の高齢化の中で、昨年は念願の「次世代青年委員会」を設立できたことは、若い人たちの情報交換の場として喜ばしく感じています。より活発な活動ができるよう皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
協会活動の中では近年の大きな災害にみられる様に、地球温暖化の中でのCO2削減の課題における取り組みです。これまで「非住宅等建築物木造・木質化推進業務」では、県内の木造事例調査をはじめ木造3階建の模型モデル、木造4階建ビルの研究など長崎県版としての方向性を打出すことができました。昨年度からは、その具体的成果を上げるための県内物件に対する木造・木質化アドバイザー業務を行うなど、木の良さをアピールする機会を増やすことも今後に続く活動の1つと考えています。2月19日には、木造建築家杉本洋文氏を迎え講演会も実施する予定ですので、ぜひご聴講下さい。
今後とも一般社団法人としての社会貢献をはじめ、建築の専門技術者団体として、様々な調査研究を主導できるようにご支援ご協力をお願い申し上げます。
今年こそコロナを超えて、オリンピックの年が良い年になりますようお祈り申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。