【年頭所感】
新年を迎えて /一般社団法人日本補償コンサルタント協会九州支部長崎県部会・鵜殿雅彦会長
2021年01月04日(月)
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新年、明けましておめでとうございます。
建設新聞をご愛読の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より当県部会の活動につきまして、格別のご理解とご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年を振り返りますと、すべての皆さんが言われるであろう「新型コロナウイルス感染症の世界的な流行(pandemic)」でしょう。飛沫や接触による感染であり、これまで大切にされてきた「ふれあい」や「コミュニケーション」から「ソーシャルディスタンス」、「ステイ・ホーム」へと、私たちの既成概念をことごとく覆してしましました。
観光、飲食業界は、存続の危機に瀕するような甚大な影響を被っている企業もあり、私共の業界でも程度は小さいものの、現地調査の立会いの延期や補償説明業務における地権者との面談の延期等、業務遂行上影響がありました。
しかし、私たち人類は、これまで幾多の危機を乗り越えてきた歴史があり、今回も必ずや乗り越えられると確信しています。
さて、昨年も7月に熊本を中心として豪雨災害が発生しました。ここ数年毎年のように豪雨による災害が発生しており、地震による災害も懸念されています。当協会では、公共事業の実施の一端を担うものとして、復旧・復興への貢献はもちろん、防災・減災のための社会資本の整備に積極的に関わっていかなければならないと考えております。
そのために、私たち協会会員は技術研修会、会員相互の情報交換、上部団体からの情報提供を通じて、弛まぬ技術者の資質の向上、技術力の研鑽を続けています。そして、新年を迎え、新たな気持ちで、社会資本の整備等公共事業の推進に少しでもお役に立ちたいと願いつつ、日々、技術力を研鑽して参りたいと思います。
今年も、当県部会会員をより一層ご活用頂きますようお願い申し上げるとともに、この一年、コロナも去り皆様にとって素敵な年となりますようお祈り申し上げます。