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【年頭所感】

国の国土強靱化政策に期待希望持てる明るい年を切望/一般社団法人長崎県建設業協会諫早支部・中嶋一也支部長

2021年01月04日(月)

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人物

中嶋一也会長

 新たな年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。


 昨年は新型コロナウィルスにより世界的なパンデミックとなり、我が国でも発症者や死亡者が増加し緊急事態を宣言するなどその沈静化に注力した年となりました。その効果が徐々に出始め一旦収束傾向となり、大打撃を受けた経済に対し様々な対策が講じられたところです。経済は完全な回復に至っておりませんが、コロナ感染防止の強化に努めながら社会経済の立て直しが図れるよう願っております。


 建設業においても資材調達への影響や作業者の移動制限による人的調達への影響等が一時期ありましたが、可能な限りの対策により作業員へのコロナ感染が少なかったことは幸いであったと感じております。
 自然災害を思い返すと、県内では一部で相当の被害が発生した以外は大きな被害が発生しませんでしたが、隣県では河川氾濫により大規模な被害が発生し、また災害待機をしていた同業者の被災の報もありました。被災した皆様に対し謹んでお悔やみお見舞い申し上げます。災害はいつ発生してもおかしくないことを常に念頭に置き、災害に対処する会員の安全に配慮しながら対応していく所存です。


 このような状況の中、若い競泳選手が難病の白血病を克服、テニスでは四大大会の一つに優勝、将棋界では最年少記録を更新する棋士が出現するなど若い力が社会の活力となる明るいニュースがあり、日本の未来への希望を感じております。
 国では五か年で十五兆円規模の国土強靭化政策を決定し、激甚化する風水害や地震対策を進め強くてしなやかな国づくりを強化していくこととしております。建設業の使命は事業成果を速やかに達成することであり、国の意図する国民の安全安心に寄与していきたいと思います。


 国民はもとより全世界が待ち望んでいた昨年開催予定の東京オリンピックはコロナの影響で延期されましたが、今年の開催に向けて万全なコロナ対策を含めて準備が進んでおります。コロナ禍の暗い世相を吹き飛ばす大会となることを期待しております。


 最後に新しい年が希望の持てる明るい年となることを切に願い、長崎県建設業協会諫早支部会員一同、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶をいたします。


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