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国土強靭化中長期プログラム〝舗装の長寿命化〟に期待/一般社団法人長崎県ほ装協会・中村人久会長

2021年01月04日(月)

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人物

中村人久会長

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。


 年頭に穏やかな一年を祈念した昨年は、本来であれば東京オリンピック・パラリンピックを終え、日本の景気も明るい兆しをみせるものと期待しておりましたが、豪雨や台風の自然災害、更にはコロナ禍にみまわれた試練の年となりました。災禍にあわれた皆様方には心よりお見舞い申し上げます。2018年に迎えた本協会創立五十周年にあたり、「不易流行」という言葉をもって躍進を決意した時と世情は様変わりし、人も企業もよりこの言葉の本質を捉えた有り方が求められている気がしております。


 ところで、国の3カ年緊急対策の予算も今年度までとなり、一方で、コロナ関連予算の増大が予想されます。これまで協会としましては、快適で安全・安心な暮らしに欠かせない道路の健全性維持のためには、持続かつ安定した予算が不可欠として道路維持関連予算の確保について訴え続けて参りました。そういう中で、令和3年度の国の概算要求では、防災・減災、国土強靭化に向けた中長期プログラム構成案の1項目として「舗装の長寿命化」が記載されており、大いに期待を寄せているところです。関係各位のご尽力にお礼申し上げますとともに、なお一層のご指導、ご鞭撻をお願いする次第です。併せて、私達業界自身も、日々、研さんを重ね、地域の守り手として技術と経営に優れた企業を目指すとともに、社員が希望と誇りを持って働ける就労の場を提供し、企業としての責務を果たして参りたいと存じます。


 内には少子高齢化、外にはグローバル化という急激に変遷していく現代社会であればこそ、コロナ禍は企業の持つ理念の再確認と、働き方改革をはじめ様々な改革の根っこを忘れてはいけないという出来事と前向きにとらえ好機に転じてまいりましょう。本年が皆様にとりまして実り多き1年となりますようお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。


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