【年頭所感】
令和3年新年のご挨拶/一般社団法人長崎県漁場整備開発協会・柴田久直会長
2021年01月04日(月)
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謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
私ども長崎県漁場整備開発協会は昭和四十九年に発足以来、NPOシーパラネットは平成二十年に設立以来、長崎県はじめ関係機関や関係団体等と連携しながら、本県の豊かな漁場づくりと藻場回復のため、各種事業や活動に鋭意取り組んでおりますが、昨年四月に念願でありました一般社団法人に移行いたしました。
この一般社団法人化に伴い、「浜の声を漁場整備に活かす」を基本方針に、当協会の組織と活動を強化しているところであります。全国で県庁内に水産部があるのは長崎県だけです。当協会はその特性を活かすため、昨年七月に水産関係に精通した田添伸氏を協会の専務理事にお迎えし、シーパラネットの理事長にも就任していただきました。会員も漁場整備に関係する石材会社、魚礁メーカー、水産土木団体様のご理解をいただきながら賛助会員の加入を強化し、現在五十八社の幅広い体制になっております。今後より一層、本県水産業の振興に寄与できるように会員一丸となって尽力してまいる所存です。
新型コロナ感染症に伴う水産業への悪影響への対策、水産改革の柱である水産資源の回復対策、水温上昇などによる漁場環境の変化への対応なども喫緊かつ重要性を増している課題と考えております。
現在の漁港漁場整備長期計画は令和三年までで令和四年からの新たな次期計画が策定中ですが、本県水産業の浮揚に係る重要な政策となります。昨年十月末、水産庁への要望の際には山本漁港漁場整備部長から東の横綱・北海道、西の横綱・長崎県とお褒めの言葉をいただき、磯焼け対策も長崎県が熱心な取組をされ模範になっていると評価されています。
私ども(一社)長崎県漁場整備開発協会、NPOシーパラネットは産学官民一体となって更なる取組を推進していく所存です。長崎県水産業の益々のご繁栄を祈念いたしまして年頭のご挨拶にさせていただきます。