特集記事

【年頭所感】

新年のご挨拶/一般社団法人日本造園建設業協会長崎県支部・松田英明支部長

2021年01月04日(月)

特集記事

人物

松田支部長

 令和3年度の輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。


 造園建設業界を取り巻く近年の状況は、国内景気の緩やかな回復基調が続き公共事業についても(一社)日本造園建設業協会長崎県支部が要望・提言活動として取り組んでまいりました労務費単価の改善やダンピング対策の強化措置等が進められ受注環境の改善が着実に進んできています。しかしながら新型コロナウイルスの世界的な流行による我が国の経済社会への影響など、今後の事業量確保の見通しは依然として不透明な局面が続き、加えて我が国の喫緊の課題である人口減少、高齢化の進展による技術、技能者の高齢化や若年入職者の減少、新規入職者の離職により技術・技能の継承が困難になる等の構造的な問題が顕在化してきています。このような状況下において、私達は時代を先取りし、担い手の育成・確保や造園力の向上に力を注ぎ、また、造園の社会認知度の取組や造園力の発揮機会の拡大、受注環境の改善などの低減活動の展開を図りつつ、人と自然が共生する緑豊かな持続可能な社会の形成に貢献し、次世代に継承する社会的使命を果たす必要があります。


 また、(一社)日本造園建設業協会長崎県支部と(一社)長崎県造園建設業協会との共催で平成21年度から諫早湾干拓潮受堤防にボランティアでヒガンバナ植栽を11年間にわたり総計32万球、総勢660人をかけて植栽してまいりましたが、この度、長崎県より長崎県農林業大賞特別賞を頂き、会員一同感激しております。


 今後、法令順守はもとより企業倫理や社会規範に沿った事業運営、企業としての社会的責任を積極的に果たしながら緑豊かで美しく活力ある社会を創り出すため努めてまいる所存であります。


 本年が皆様方にとりまして素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げ新年のご挨拶と致します。


TOP