新たな年を迎えて /長崎県ジオファイバー協会・長崎県ニューレスプ協会・松本会長修正
2021年01月04日(月)
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新たな年を迎えるにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より当協会の活動に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大し、大変な1年となりました。また、線状降水帯による7月豪雨災害や全国で多発する地震など、安全で安心な生活について一人一人が考えをあらためる年だったのではないでしょうか。このような中、防災・減災、国土強靭化に関心が高まり、公共事業の一端を担う我々建設業の役割は大きなものと考えております。
長崎県ジオファイバー協会におきましては、安全安心な国土づくりとともに動植物が産まれる豊かな自然を守るため、法面工事へ連続繊維補強土工法をご提供しております。CO2排出削減や樹木化の促進などの効果、斜面安定を図る機能と法面全体を緑化する機能を持ち合わせ、その専門性のある工法から京都府・清水寺境内の崩壊斜面復元や熊本城の石垣基礎などで活用されました。今後も、世界遺産の維持・保全、遺跡・史跡といった文化財の保護を目指すとともに、県内での活躍の場を広げるため取り組んで参る所存です。
長崎県ニューレスプ協会の繊維補強モルタル吹付工法は現在、主要地方道佐々鹿町江迎線道路災害防除工事などで活用されており、引き続き、老朽化した既存法面の長寿命化・廃棄物削減・工期短縮などをご提案してまいります。会員一同、より一層の品質確保に努め、修繕や維持管理、防災・減災の推進に尽力して参りたいと考えております。
結びに、新たな年が皆様にとりまして素晴らしい年になりますよう心よりご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。