離島3地区で「土木の日」
普段は見られない建設現場と滑走路の走行で大興奮 /下五島「土木の日」
2020年01月28日(火)
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(一社)長崎県建設業協会五島支部 下五島青年部会は長崎県五島振興局の後援を得て、第27回目となる土木の日のイベントを実施。「土木の日に関する絵」の表彰式や、バスツアー、土木に関するクイズ等を行い、島内の小・中・高校生とその保護者、約80名が参加、一両日をかけて建設業に対する理解を深めた。
まず冒頭の開会式と「土木に関する絵」の表彰式は、五島振興局内で実施され、その後一同がバスに乗り現場へ移動。車内では例年、盛り上がる「土木に関するクイズ大会」が催された。
今回の現場見学会は2カ所。1カ所目は富江の「琴石川通常砂防工事(西海・萩原JV)」。担当者による現場説明と見学のほか、重機市場体験や3Dスキャン、ドローン体験等を親子ともども楽しんだ。その後、2カ所目の「五島つばき空港」へ移動。滑走路体験(滑走路をバスで走る!)など、普段は決してできないことを経験し、車内は興奮に包まれた。
なお、弊紙取材に応じた㈱今村組の今村龍取締役は、「今回のバスツアーも例年に勝るとも劣らない盛況ぶりでした。イベントを楽しみにして、催すたびに来ていただくリピーターの親子もいるほどの人気を誇っています。中でも重機に並々ならぬ興味を持っている子がいて、今年も楽しみにしていたようです。あ、もちろん今回も参加していましたね」。
「ドローンや3Dスキャンについては、㈱西海建設が用意してくれたのですが、普段から見慣れない機器なのか皆、恐る恐る遠巻きにして見ているだけでしたね。どちらかというと、お子さんよりも親御さんの方が興味津々という感じでした」。
「事後のアンケートを見ると、年々催すたびに土木に関する昔のイメージは払しょくされているようで開催する意義を感じています。少しでも魅力を感じて将来、一緒の現場に立てるようになればいいですね」。
「今後は、施工途中の現場ばかりでなく多年度計画で、起工から竣工までの現場を順に見学できたらいいと思っています」と、表情を綻ばせた。