特集記事

離島3地区で「土木の日」

青方を国の「モデル港」へ /~上五島支所が“釣り”で青年部とタイアップ /上五島「土木の日」

2020年01月28日(火)

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地域貢献

その他

栄誉に浴す災害対応功労者表彰の受賞者

初の試みの釣り大会」

綱引き大会

井手係長

「官民共同で島おこしを」と意気込む

手前が大曾氏、奥が浜田氏

 (一社)長崎県建設業協会五島支部の上五島青年部、県五島振興局上五島支所、新上五島町が主催する「土木の日企画イベント」、第28回『ざ~まに住みよかしまへ』は、会場の新上五島町石油備蓄記念会館と、その周辺を会場にして様々なイベントが開かれた。


 恒例の目玉として毎回大きな盛り上がりを見せる、小学校低学年と高学年に分かれての新上五島町長杯小学校対抗綱引き大会では、総当たり戦による熱戦が繰り広げられた。


 このほか、親子の参加による現場見学バスツアーも開催され、建設業に対する深い関心が寄せられていた。


 冒頭の開会式では、一般参加者が多く集まる中で、県五島振興局が新たに導入した制度、「災害対応功労者表彰」の発表と新上五島町内の対象9社に向けての表彰状も授与された。さらに、今回からは新たに上五島支所の企画による、親子で楽しめる「青方港第1回釣り大会」も実施され、防波堤や岸壁、ポンツーンで釣った魚の大きさや数を競った。なお、この企画は同支所が青方港を国交省が指定する、「釣り振興モデル港」事業への応募計画に沿ったもの。指定されると国からの情報発信や、安全対策への助言などで支援を受けることができる。結果は3月末に分かる。


 今回のイベントについて同支所建設部建設課河港班の井手哲係長は、「土木施設で家族が遊んだという思い出ができたと思う。何よりお母さん方が喜んでいました。今後、釣りを通して青方港が国のモデル港に指定されれば、観光にも寄与することになる」と期待。青年部の浜田貴大氏(㈱浜田組)は、「我々の仕事内容も変わってきたということを知ってほしい。手作業が少なくなり、汚れることもほとんどない」とアピール。大曾高貴氏(㈱坂本組)は、「青年部の仲間が少なくなり存続を危惧しているが、新たな企画があれば取り込んでいきたい」とコメント。


 なお、3名とも釣りに関しては「ほとんどしない」と、苦笑する。


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