地域貢献

九電・九電工・九州電気保安協会の3団体/大浦天主堂等で電気設備を点検/文化財保護協調週間にちなみ実施

2021年11月10日(水)

地域貢献

地域貢献

配電盤の点検

避雷針の点検

 国が実施している文化財保護強調週間(11月1日~7日)にちなみ、九州電力送配電㈱長崎支社・長崎配電事業所、㈱九電工長崎支店、(一財)九州電気保安協会長崎支部の3団体は、社会貢献の一環として11月4日と5日までの2日間、長崎市内の重要文化財施設で電気設備の点検を行った。


 毎年この時期に実施しており、今年で52回目。今回は世界文化遺産に登録された大浦天主堂、国宝の崇福寺、国指定重要文化財の清水寺のほか、唐人屋敷など長崎市内の10カ所20棟が対象となった。


 活動前にミーティングを実施した。この中で九州電力送配電㈱長崎支社の山田哲副支社長は「基本動作をしっかり守り、事故のないようお願いしたい。ご安全に」と呼びかけ。一行はその後移動。電気設備面では、絶縁抵抗の測定(電気機器から屋内配線の漏電等の以上確認点検)や接地抵抗測定(避雷針から電気を通す接地電極の以上確認点検)を行った。


 初日の4日は▽清水寺▽崇福寺▽興福寺▽聖福寺▽中の茶屋▽唐人屋敷跡地―で確認作業を実施。5日は▽大浦天主堂▽大司教館▽旧羅典神学校▽須加五々道美術館▽東山手洋館群7棟―で点検を行った。電気が漏れる恐れがないか、また必要な設備が設置されているかなど、慎重にチェックを行っていた。


 山田副支社長は「地域に対する恩返しの一環。長崎の重要文化財を後世に残すため、電気保安の知識やノウハウを活用して、地域に協力したい」と抱負を述べた上で、定期点検の重要性を語った。


TOP