特集記事

『市民協働のまちづくりに取り組む』 /対馬市・比田勝尚喜市長 

2022年01月04日(火)

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人物

 

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、健やかに令和4年の新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。


 昨年を振り返りますと、依然として世界規模で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の影響を受け、国内においても、度重なる緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発令など、感染拡大により私たちの日常生活は大きく制限されてしまいました。市民の皆様におかれましては、平素より感染拡大防止のための取り組みに対して、ご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。


 さて、政府は、昨年9月にデジタル庁を発足し、デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進する取り組みを加速させております。本市におきましても、昨年4月、ICT推進室を設置し、地方行政のIT化やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組んでいるところであり、国が進めるデジタル化に後れを取らないよう、その取り組みを更に強化してまいります。そのような中、昨年6月には、シダックス株式会社と、持続可能なしまづくりに関する連携協定を締結いたしました。この協定を機に、総務省の地域活性化企業人制度を活用して同社から社員1名を派遣していただき、SDGs推進に向けたICT技術や行政のデジタル化に向けた業務に従事していただいているところでございます。


 その他にも、昨年10月30日に開館いたしました「対馬朝鮮通信使歴史館」は『朝鮮通信使といえば対馬』ということを市内外にPRするため、朝鮮通信使と対馬の歴史、朝鮮通信使に関する現代の活動などを紹介し、郷土学習、観光客誘客につなげることを目的としております。本年4月に開館を予定しております対馬博物館と合わせて、対馬に伝わる文化を守り、学ぶことができる拠点として活用してまいります。


 新型コロナウイルス感染症との戦いが続く非常に厳しい状況ではございますが、身近にある島の宝を余すところなく活用して、第2次対馬市総合計画に掲げる「自立と循環の宝の島 対馬」の実現に向け、市民協働のまちづくりに取り組んでまいります。


 結びに、新しい年が皆様方にとりまして、活力に溢れ、笑顔が輝く素晴らしい年になりますよう心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。


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