『決断力と才知の年』 /一般社団法人長崎県測量設計コンサルタンツ協会・安部清美会長
2022年01月04日(火)
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皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
過去二年間は、新型コロナ感染症の蔓延により、日常生活を過ごす上で大変な年でした。
そのような中、昨年8月の大雨による被害は、公共土木施設283箇所、農林業関連1047件、更に死傷者が出るほどの災害となり、改めて自然災害の恐ろしさを知りました。
県測協会員は6月に知事と締結した「大規模災害発生時における広域支援活動に関する協定」や既に県の各地方機関と締結済みの協定書、また7月に長崎市と交わした「災害時における支援活動に関する協定」に則り、悪天候ながらも一丸となり対応し、一日も早い復旧・復興を願い、地域の守り手としての責務を果たしてまいりました。
国は、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を打ち出し、国土を守る施策を進めています。私達は、先の読めない時代にあっても社会資本整備の上流で、安心・安全な魅力溢れる国土づくりに貢献してまいります。
今年は寅年、干支は壬寅(みずのえ・とら)、「壬」は「妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む」、「寅」は「螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」と言われ、「壬寅」は厳しい冬を越えて芽吹き始め、新しい成長の礎となる年と言われています。ニューノーマル・ウィズコロナ時代を勝ち抜くために、寅にちなみ「決断力と才知」で新たなステージが、安心・安全で明るい年となるようご祈念申し上げ、新春の御挨拶と致します。