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『経験は財産に 技術は誇りに』 /長崎県型枠工事業協同組合・松谷忠雄代表理事

2022年01月04日(火)

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人物

 

 新年明けましておめでとうございます。皆様には健やかに新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。
 昨年もコロナの猛威が収まらず、日本中が振り回された年でした。多くの方々が終息のための努力を惜しまず、耐え苦しんだことと思います。


 しかし、私ども建設業は、いかなる状況の中でも作り続ける手を止めることはできません。型枠工事はコンクリート建造物の基盤・骨格を造る重要な役割を担い、人々の豊かな暮らしを支えています。
 学ぶべき匠の技術を要した奥の深いやりがいのある仕事であり、職人の誇りと完成した時の達成感の集結であると思います。


 当組合では、そのような匠の職人を育てるため、昨年は登録基幹技能者新規講習会の初開催と、更新講習会の2回目の開催の長崎での実現に力を注ぎました。大盛況にて講習会を終え、関心の高さを感じた次第です。また、毎年行われる型枠技能検定1級・2級・3級試験の受検者に対し、受検のための講習会を開催し、人材育成、キャリアアップシステムのお手伝いを行っております。


 ベテランの職人はさらなる向上を求め、若年技能者は先輩方に追いつき追い越し、将来の担い手となるための目標を持ち、努力を続けています。


 その様なやる気のある職人たちの生活を守り、希望を持って働ける職場をつくるため、昨年も人手不足問題、働き方改革問題に向き合い、大きな力となっている外国人技能実習生の技能向上の促進などに尽力して参りました。


 本年も、人材確保及び育成が重要かつ困難なテーマとなります。厳しい状況下ではございますが、施工方法が変わっても私たちの腕は必要であるとの信念を持ち続け、時代の変化に即応する型枠組合でありたいと感じております。


 今後も関係機関・団体のご支援を賜りながら、組合員一同、一丸となって前進して参りたいと考えております。
 結びに、本年が皆様にとりまして輝かしい実り多き一年となりますことを心から祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。


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