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『木造・木質化に向けて』 /一般社団法人長崎県建築士事務所協会・三好定和会長

2022年01月04日(火)

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人物

 

 新年令和4年を迎えるにあたり、謹んでお慶び申し上げます。
 昨年もコロナ禍で社会全体が様々な影響を受けました。2回目のワクチン接種も終えましたが、次々と出現する変異株がどこまで続くのかと耐え忍ぶばかりで、1日も早い終息と皆様のご健勝を願ってやみません。


 本会も設立54年を迎え、2021年12月時点で6支部会員234社、賛助会員90社が加盟しています。建築士の高齢化の中で立ち上げた次世代青年委員会も、順調な活動が定着し、会にとっても若者の情報交流の場として新鮮な風が入ってきました。皆様の変わらないご指導を賜ります様お願い申し上げます。


 協会活動においては、カーボンニュートラルをはじめとした地球温暖化の中でのCO2削減の課題として、建築物の木造・木質化に取り組んできました。耐火木造4階建ての詳細模型の制作展示をはじめ、木造・木質化アドバイザー業務では、県内におけるこれから予定される事業に木の良さをアピールし、理解いただく活動を続けています。また、年度末には、「ながさ木でつくる木造建築のすすめ」を長崎県林政課から発信する予定で、林業に関係する方をはじめ、木造設計をする技術者向けに分かりやすい冊子をつくり配布してまいります。1月26日には昨年開催できなかった木造建築家杉本洋文氏を迎えた講演会も実施を予定していますので、ぜひご聴講ください。


 コロナ禍にあって十分な活動が出来ない中、今後とも一般社団法人としての社会貢献をはじめ、SDGsにおける様々な研究を建築の専門団体として、その活動を主導してまいります。
 今年もご支援ご協力を賜ります様お願い申し上げます。本年がコロナを乗り越えて、良い年になりますようお祈り申し上げ新年の挨拶とさせていただきます。


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