『日造協 創立50周年を迎えて』 /一般社団法人日本造園建設業協会長崎県支部・松田英明支部長
2022年01月04日(火)
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令和4年度の輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
(一社)日本造園建設業協会は、昨年創立50周年を迎えました。これも国土交通省を始め多くの関係する皆様からの長きにわたるご指導、ご支援の賜物であり厚く御礼申し上げます。
これまでの日造協の歩みをふり返りますと、先人達が一致団結し造園建設業を一つの独立した業種としての地位を確立させ技術の研鑽に努め、人材を育成し幅広い方々から業界に対する理解と信頼を得てきた活動の歴史であることが分かります。これまで力を合わせて活動していただきました関係者の皆様には深く感謝申し上げます。
今後も諸先輩方の志を引き継ぎ、社会を取り巻く環境変化に対応しながら造園業界の明るい将来に向けた諸活動にさらに展開させねばならないとの思いを強くするところです。
近年での一番の出来事は新型コロナウイルスの世界的流行ですがコロナ禍の中、我々が携わる身近な公園や緑地などが人々の健全な生活にとって不可欠な生活基盤であることの再認識が進みました。また、頻発化する自然災害への防災・減災対策、グリーンインフラの推進などに対する社会的関心も高まってきており、これらに向けた取組み、投資、イノベーションが加速すると予測されます。緑豊かな環境整備について各方面に働きかけ率先して取り組んでまいります。
そのためには造園技術・技能の継承とともに、それらを発展させていくことが重要です。日造協では造園業界の技術力、企業力の向上、人材の育成に向け、これまでも造園施工管理技士・街路樹剪定士・植栽基盤診断士などの資格取得の促進や研修会の実施などに取り組んでいますが更に充実させていきたいと思います。
全国組織としての日造協の役割は今後も重要となります。
造園建設業の発展と社会的使命をはたすべく会員の皆様と共に協会活動に取り組んでまいりますので今後とも一層のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。
結びに本年が皆様方にとって素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げ新年のご挨拶といたします。