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『100年に1度の大改造中の県都が輝く各種事業を展開』 /長崎振興局・濱野靖局長

2022年01月04日(火)

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人物

 

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様には、健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。


 本年は、長崎県総合計画チェンジ&チャレンジ2025の2年目となります。長崎振興局としましても、地域活性化のための道路、港湾整備や災害に強く安全・安心で快適な地域を創り、100年に1度の大改造中の県都が輝き、持続するまちづくりを目指し各種事業に取り組んでまいります。


 道路事業では、交流人口の拡大や産業振興を支える西彼杵道路や長崎南環状線などの規格の高い道路の重点的な整備とともに、安全・安心や快適な暮らしの実現の観点から、生活に密着した道路整備を計画的に進めております。西彼杵道路の時津工区においては、来年度の供用に向けて橋梁工事や土工事を進めており、長崎南環状線においても、新戸町から江川町間の橋梁工事や土工事を進めております。また、長崎市南部地区の幹線道路である国道499号においては、本年3月に、岳路工区で約450㍍の供用を予定しているところであり、引き続き、地域の活性化に資する道路の積極的な整備を進めてまいります。

 都市計画事業では、長崎南北幹線道路において、長崎市茂里町から西彼杵郡時津町までの区間を昨年11月に都市計画決定したところであり、来年度の新規事業化を目指してまいります。


 JR長崎本線連続立体交差事業においては、高架橋周辺の街路整備を進めるとともに、本年秋に予定されている九州新幹線西九州ルートの暫定開業に向けて、引き続き魅力あるまちなみと機能的な都市空間の創出を図ってまいります。


 港湾事業では、長崎港において、安全にクルーズ船を受け入れることができるよう、新型コロナウイルス感染症に対応した運用方針等を定め、国内クルーズ船の受入れを再開しております。引き続き、更なる受入体制の充実を図るため松が枝岸壁の2バース化を推進してまいります。


 漁港事業では、長崎漁港三重地区で整備中である水産物高度衛生管理化施設建設に伴う既存岸壁の耐震改良や、地域の幹線道路となっている臨港道路畝刈琴海線の整備を進めており、既存畝刈トンネル内の車道拡幅及び歩道設置工事が本年3月に完了いたします。


 また、海岸事業では、台風災害等から住民の生命・財産を守るため海岸高潮対策として形上海岸など6箇所の護岸等の整備を促進してまいります。


 防災面においては、1昨年に続き昨年8月の豪雨により多くの被害を受け、改めて対策の強化を認識したところです。被災した道路、河川、海岸等の災害復旧を着実に実施するとともに、各分野の防災事業として、道路災害防除5箇所、治水対策4河川・1ダム、砂防・急傾斜施設47箇所のハード対策、並びにソフト対策として土砂災害警戒区域等の指定などを進め、県土の強靭化を推進してまいります。


 景気を支えるとともに地域の守り手である建設業は「基幹産業」として、地域社会に多大な貢献をしています。目まぐるしく変化する環境の中でも、働き方改革を進め、建設業界が継続的に発展していただけるよう、今後も取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
 最後になりましたが、本年が皆様にとりまして実りある素晴らしい年となりますように祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。


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