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『港の元気なくして地域の元気なし』 /長崎港湾・空港整備事務所・大庭靖貴所長

2022年01月04日(火)

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人物

 

 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、年初から新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、様々なイベントや活動が制限されるなど、我慢の一年となりました。


 全国有数のクルーズ船の寄港地である長崎港や佐世保港では、昨年も新型コロナウィルスの感染拡大の影響により寄港が大きく減少しました。一方で、長崎県には豊かな自然と美しい景観、魅力あふれる観光資源があり、今後とも観光地・寄港地としての魅力は色あせることはありません。一日も早くクルーズ船や観光客で港や空港が賑わう日が戻ってくることを心待ちにするとともに、来るべき外航クルーズの再開に備えて長崎港松が枝地区2バース化事業を着実に進めるなど、港湾や空港の整備に全力で取り組んで参ります。


 また、近年の激甚化・頻発化する台風や高波に対応するため厳原港防波堤改良整備事業や、老朽化が進行する施設の老朽化対策のため佐世保港予防保全事業など、港湾・空港における国土強靱化を加速して参ります。


 昨年6月に五島市沖促進区域における洋上風力発電事業者が選定され、いよいよ洋上風力発電プロジェクトが本格的に動き出します。長崎大学などと産学官連携を強化し、洋上風力発電や潮流発電の導入促進や関連人材の育成などに取り組むとともに、カーボンニュートラルポートの形成に向けた取り組みを進めて参ります。


 結びに、本年こそはコロナ禍が収束するとともに、皆様にとりまして実りある素晴らしい年となりますよう心よりお祈り申し上げます。


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