特集記事

『住み続けたい、持続できるまちづくりに取り組む』 /松浦市・友田吉泰

2022年01月04日(火)

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人物

 

 明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。


 一昨年から全国的に猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症については、ようやく感染者数の減少という状況になってまいりました。引き続き感染予防対策を徹底しながら、市内経済の回復に向けて全力で取り組み、新たな成長・発展の基盤づくりをすすめてまいりたいと考えております。


 このほかの主な出来事では、平成28年度に事業着手した「松浦魚市場再整備事業」が3月に完成し、4月から全面供用開始となりました。


 7月には、スポーツの祭典、「東京2020オリンピック」が開催され、本市においてはオリンピック開催を祝し、5月8日に聖火リレーを実施しました。


 8月に開催された「全国高等学校総合体育大会なぎなた競技大会」において、松浦高等学校なぎなた部が団体試合で5位入賞を果たすなど活躍してくれました。また、11月に開催された「令和3年度長崎県高等学校駅伝競走大会男子の部」において、松浦高等学校陸上部が2年ぶり4回目となる優勝を果たし、長崎県代表として昨年末の都大路でも懸命な走りを見せてくれました。これらの活躍は、郷土へ元気をもたらすとともに、全国に「松浦」の名が知れ渡ることにつながるものであり、大変嬉しく思っております。


 一方、近年では毎年のように全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生していますが、本市においても8月の記録的な大雨によって、市内各地で土砂崩れが発生し、家屋への被害や道路の通行規制など住民生活に大きな支障を及ぼす被害が発生しました。


 さて、迎えた新しい年は、新型コロナウイルスの次の感染の波に備えながら、「住み続けたい!」を実感できるまちづくりを進めてまいります。


 まず、「松浦魚市場」については、EU向けHACCPの認証を取得し、水産物食糧供給基地としての機能を向上させます。


 次に、「アジフライの聖地 松浦」の知名度を更に向上させ、本市経済への波及効果を高めるために「アジフライの聖地 松浦」の全国展開などに取り組みます。


 「対話」によるまちづくりを推進するため、地域版未来会議を継続するとともに、小学校区単位での協働によるまちづくり運営組織の設立に取り組み住民と行政との協働を促進します。


 鷹島海底遺跡の木製いかり引き揚げについては、10月に実施することとしており、将来的な元寇船の引き揚げにつながることを期待しています。


 新しい年も、市民の皆様と共に、総合計画に掲げる「学び育てるまち」「誇れるまち」「仕事をつくるまち」「未来へつづくまち」「安心、幸せのまち」「皆でチャレンジするまち」の6つの将来像の実現を目指し、持続できるまちづくりに取り組んでまいりますので、ご支援並びにご協力をお願い申し上げます。
 結びに、新年が皆様にとりまして、健やかで輝かしい年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。


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