『快適で安全・安心な暮らしに欠かせない道路の健全性維持を』 /長崎県ほ装協会・中村人久会長
2022年01月04日(火)
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年はコロナ禍の中、東京オリンピック、パラリンピックが異例な無観客ながらも開催され、大いなる夢と感動が日本団選手の活躍によりもたらされました。
振り返れば、招致が決まったのは東日本大震災の2年半後。その後も、日本列島は毎年、豪雨や台風等の自然災害にみまわれています。
そういう中、昨年度末には、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策が策定され、中長期プログラムの1項目に「舗装の長寿命化」が挙げられました。
これに伴い、関連する補正予算も計上されるなど道路メンテナンスの推進と重要性が認知されたことに対し、行政関係者の皆様に改めてお礼申し上げます。協会としましては、引き続き、快適で安全・安心な暮らしに欠かせない道路の健全性維持のためには、長期かつ安定した予算が不可欠として訴え続けて参ります。
また、私たち協会員は、高度の技術力と自社の舗装施工班や舗装機械等を有し、舗設工事を直接施工できる専門工事業者であり、工事の品質確保のため日々技術力向上に努めております。こうした特性を活かし、地域住民の安全・安心の確保、道路インフラの維持管理、災害・降雪時における初期活動等に迅速に対応する「地域の守り手」として引き続き活動して参ります。更には、働き方改革が叫ばれる中、技術と経営により優れた企業を目指すとともに、社員が希望と誇りを持って働ける就労の場を提供し、地域に密着した企業としての責務を果たして参りたいと存じます。
昨年11月には、九州ブロックを対象として開催した道路(舗装)技術講演会において、オリンピックにちなみ元卓球選手の平野早矢香氏に「昨日の自分より一歩前へ」と題してご講演いただき、希望と勇気と元気をいただきました。コロナをはじめ国内外の様々な課題を抱える中で、本年が皆様にとり一歩先に進むことが出来る、実り多き年となりますようお祈り申し上げ年頭のご挨拶とさせていただきます。