『コロナに打ち勝ち、復旧・復興のスタートの年に』／長崎県建設業協会五島支部支部長　戸田博之

　令和４年の新春を迎え謹んでお慶びを申し上げます。一昨年初頭に発生した新型コロナウイルスの影響で約２年にわたり国民生活や様々な経済活動においても計り知れない制限と制約を余儀なくされました。更に昨年末には新たな変異株が確認されるなど第６波の感染拡大も懸念されていますが、新しい年がコロナに打ち勝ち、以前の生活を取り戻す「復旧・復興のスタート」となることを心から願っています。

　また近年は、想定を上回る豪雨や台風、地震など全国各地で大規模な自然災害も発生し、国土強靭化の必要性が一段と高まるとともに地球規模での温暖化防止対策の推進も求められています。

　私ども離島地区の建設業は、島民生活の利便向上や安定した経済活動の確保に向けて社会基盤の整備・拡充はもとより災害への迅速な対応にも努めておりますが、一方で職員の高齢化や人員・人材不足、安定した企業経営の確立など様々な課題も抱えています。

　このような中、コロナ後を見据えた経済活動の回復と働き方改革の推進が喫緊の課題となっており、政府の大規模な経済対策と並行して「職員の処遇改善」や「担い手の育成・確保」「ＩＣＴ機器を活用した生産性の向上」等、若者や女性にも受け入れられる魅力ある建設業の実現に積極的に取り組んで参りたいと思います。

　今後とも地域の暮らしや経済を支える柱の一つであることを十分認識しながら、皆様方の期待に応えられるよう努力してまいりますのでご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

　最後になりましたが、皆様方の益々のご健勝ご多幸、ご活躍を祈念して年頭のご挨拶といたします。
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