『時代のニーズに応え、あらゆる問題解決へのDX推進』/平戸市長 黒田成彦
2022年01月04日(火)
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新年明けましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、令和四年の新春をお健やかにお迎えになられたことを心からお喜び申し上げますとともに、常に市政執行に対し深いご理解と温かいご支援をお寄せ頂きましたことに改めて厚く御礼を申し上げます。
さて昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に対し、医療関係の皆様をはじめ国や県の担当者の献身的なご尽力、そして何より市民の皆様のご理解とご協力を賜りながら、9月14日以降は感染者の報告もなく、落ち着いた状況を維持できることとなりました。
こうした状況の中にあって、秋口の修学旅行や冬休みにかけての観光客も徐々に平戸を訪れる方々が増えており、従来の賑わいを取り戻すことができ、安心安全な年末を迎えることができましたことに心より感謝申し上げる次第であります。
なお今後とも、国内の感染情報に注視しながら、三回目のワクチン接種についても、滞ることなく、希望する市民の皆様に広く行き渡るように、引き続き医療関係者の皆様をはじめ国や県との連携を緊密にしてまいりたいと思います。
さて本年は、引き続き新型コロナウイルス感染対策を講じながら、徐々に経済活動を再開させ、従来の活気を取り戻すために、実施可能な事業を着実に実現していく節目の年にしたいと思っています。
具体的には、二月に予定されている「平戸オランダ商館開館10周年記念事業」や、秋口に予定されている「全国和牛能力共進会鹿児島大会」などにおいて、国内に広く平戸市の魅力や底力を発信する絶好の機会が待ち受けています。
また都市部の子育て世帯に好評だった「キッズジョブin平戸」の再開や、本市を代表する産直市場である「ひらど新鮮市場」のレストランのオープンなど、従来から平戸との交流を支えてくださる市外の平戸ファンの皆様との連携をより一層促進し、経済活性化を加速化できることを期待しています。
一方で、長引くコロナ禍にあって、私たちの生活スタイルも大きな転換期を迎えています。ICTを活用した非接触型資機材など、あらゆる部門においてデジタル技術の導入が図られ、利便性への追及とともに、生活様式の変化が迫りくる実感があります。行政と致しましては、こうした時代のニーズに応えた取組みをしっかりと支援させていただくとともに、あらゆる課題解決への手法を円滑かつ効率化するためのDX(デジタル・トランスフォーメーション)対応の担当部局などを新たに設置して複雑かつ多様化する行政業務に正面から向き合っていきたいと思っております。
いずれの分野においても不透明かつ厳しい時代の到来ではありますが、市民の皆様との信頼をより強固なものにし力を合わせて乗り越えてまいりましょう。
結びに、この一年が皆様にとりまして、限りなくお幸せで明るい飛躍の年になりますことをお祈り申し上げ、年頭のごあいさつといたします。