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『活力ある対馬の再生に向けて』/対馬振興局長 渡辺大祐

2022年01月04日(火)

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人物

対馬振興局渡辺大祐局長

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 一昨年来の新型コロナ感染症により、これまで経験したことがない状況下に陥り、社会生活や経済活動など様々な場面において大きな影響を受けてきましたが、基本的な感染対策の徹底やワクチン接種が進んだことなどにより感染者数も減少し、市民生活も少しずつ日常を取り戻しつつあります。

 建設業界の皆様におかれましては、万全な感染症対策のために各種制約がある中にもかかわらず、社会資本の整備を着実に進めていただき厚く御礼申し上げます。

 新たな変異株の出現などまだまだ予断を許さない状況ですので、引き続き感染対策にご協力いただくようよろしくお願いします。

 さて、離島の中でも対馬は、広大な面積を有しており、市民の皆様の安定した生活を確保し、あらゆる経済活動を維持・発展させていくためには、まだまだ社会資本の整備・拡充が必要不可欠であります。その担い手として建設業界が果たす役割は依然として大きく、また、近年、多発する災害時には最前線で「地域の守り手」として、迅速かつ的確に復旧活動にご尽力いただくなど、地域社会の安全・安心を確保する上で欠かせない存在であり、あらためて深く感謝申し上げる次第です。

 しかしながら、対馬の建設業界に目を向けますと、人口減少や少子高齢化の影響を受け、担い手不足が大きな課題となっております。このため、対馬振興局では、島内企業の人材確保と若者定着の促進に向けて、建設業の皆様にもご協力をいただき、土木の日のイベントをはじめ、企業説明会や各種セミナーの開催、職場体験や講話など中学生の段階から高校卒業まで切れ目なく様々な取組を進めているところです。

 また、島内における建設農林関係の事業としましては、交流人口の拡大や産業・生活基盤となる道路、港湾、漁港及び空港の整備、更には対馬島民の生命・財産を守る河川、急傾斜地対策及び治山工事などの着実な進捗に努めているところです。

 島内の建設業の担い手確保と併せ、コロナ禍終息後を見据えた持続的な交流人口の拡大のためにも、様々な社会資本の整備が重要と考えております。

 引き続き、本年も、地元建設業者の皆様をはじめ、島民の皆様とともに、より魅力的で活力ある対馬の再生に向けて全力で取り組んでまいりますので、なお一層のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆様にとりまして希望溢れる素晴らしい年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。
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