八江グループ社員らが諫早市内の小中学校へ寄贈／43校に県産カーネーションなど

　子ども達の旅立ちを応援しようと、今年も八江農芸㈱ならびに八江グリーンポート㈱の社員らで構成する互助会（以下、ＹＳ会）が、諫早市内の小中学校４３校へ切花と花プランターを寄贈した。昨年度に続いて２回目の活動となる。

　先週行われた市内小中学校の卒業式を前に、同会の社員約３０人が県内で生産されたカーネーションの切花２７００本と、社員が丁寧に植えたビオラの花プランター２１５個（５個×４３校）を各校へ届けた。コロナ禍で影響を受けている県内生花業界への思いも込めている。

　このうち、仲沖町の諫早小学校には八江グリーンポート㈱の八江一弘代表取締役とＹＳ会の岩﨑啓太会長が訪問し、職員へ手渡した。対応した職員からは「いつも綺麗なお花をありがとうございます。児童達にとってとても良い卒業式になると思います」と感謝の声が聞かれた。

　本紙取材に応じた岩﨑会長は、「コロナ禍で活動が制限されてもなお、前向きに進む子ども達へ何かできないかという思いで計画。県内で生産された花を見て、明るく優しい、人の気持ちを思いやれる心に育ってほしい」と健やかな成長を願った。

　なお、同会によると今年度は支店を構える熊本県と大分県でも実施しており、各支店近くの小中学校１校へ応援の花を寄贈した。