雲仙市災害連絡協議会が千鳥川の広範囲を除草／33社約70人が地域貢献

　雲仙市災害連絡協議会（平野泰斗会長・㈲クリーン工業）は６日、雲仙市愛野町の千鳥川で除草活動を行った。早朝より会員３３社から約７０人が参集。雑草が多くイノシシ等による農作物被害を未然に防ぐべく、千鳥川に沿って広範囲に活動した。

　冒頭、参加者に対し平野会長は「この奉仕活動が市民の皆様と行政、我々建設業との絆を一層強くするものになる」と述べ、安全作業と熱中症対策を呼び掛けた。

　作業は、千鳥川コスモス夕陽散歩道側の護岸約３００㍍（幅約３㍍）を除草。会員らは、成人男性の背丈以上に生い茂った雑草の中へ入り、互いに距離を取りながら草刈り機をふるった。その後、会員の後に続いてバックホウ２台が護岸から刈り取った草を搬出。約７０人が、短時間で広範囲にわたる除草を完遂した。

　協議会の除草作業を見るため訪れた野井新田耕作組合の組合員は、「これまで千鳥川周辺の水田では、川から雑草を踏み台としてイノシシ等が出没し、育った稲穂が食べられるという被害があった。度々、県や市へ相談に行っており、本日は暑い中にもかかわらず大勢の方々に除草していただき非常にありがたい」と語った。