特集記事

2023年県内企業完成工事高は土木など15業種で増加 /塗装など4業種は業者数も増 /調査対象の変更で業者数は192社減

2023年04月19日(水)

特集記事

その他

完成工事高総額及び業者数の推移

(表1)完工高の規模別業者数

(表2)完工高の工事種別比較

 本紙では、2021年7月1日から22年6月30日までに決算期を迎えた県内建設企業の平均完成工事高(2カ年または3カ年平均)をまとめた。調査対象となる延べ6207社の完工高の合計(全業種)は5741億0367万2000円だった。


 調査対象はこれまで、経営事項審査を行った県内企業だったが、今回から県に入札参加資格申請している県内企業となり、対象業者数は前回より192社減った2202社。この業者数を完工高の規模別に前年と比較すると、100億円以上が4社で前年と同じ、50億円~100億円が1社減の3社となったものの、10億円~50億円が99社で7社増、5億円~10億円が前年同数の133社。調査対象から減ったのは、主に完工高5億円未満の企業といえる(表1)


 調査対象が変わったため、単純な比較はできないが、全業種の完工高の合計が前年より0・6%減っている中、完工高が増えている業種も複数ある(表2)


 具体的には、土木工事業は、完工高を有する業者数が6・6%減ったものの、完工高の合計は3・1%増えた。舗装も業者数が7・5%減ったが完工高の合計は6・1%増加。塗装に至っては、業者数が1・8%増え、完工高も5・2%増えた。このほか12業種で完工高が増加、うち3業種(防水、熱絶縁、タイル・レンガ・ブロック)では業者数も増えている。


※完成工事高(https://www.nagasaki-kensetsunews.jp/kankoudaka/


TOP