地域貢献

山地防災ヘルパー協会島原支部 /寺田新支部長「巡視活動は使命」 /23年度研修会・ボランティア活動

2023年06月21日(水)

地域貢献

地域貢献

植樹したサクラ(右)とともに記念撮影

新支部長に就任した㈱三喜工業の寺田社長

研修会の様子

ボランティア活動

 長崎県山地防災ヘルパー協会島原支部は16日、島原市南千本町の垂木台地森林公園で2023年度研修会ならびにボランティア活動を実施した。会員企業15社・約40人が参加。研修会では島原振興局農林水産部が講演に立ち、官民合同で日々の巡視活動や連絡体制について再確認するとともに、さらなる連携強化を図った。


 山地防災ヘルパー制度は、治山事業に精通する地元建設業者などが山々を巡回し、治山設備の状態や災害予兆を監視。いち早く管轄の振興局へ情報提供することにより、激甚化する豪雨災害や土砂災害に対して支援体制を整えるもの。会では、振興局農林水産部の宇土和彰林務課長ならびに協会本部の内田陽二会長が、同支部の迅速かつ的確な情報提供に敬意と謝意を示した。


 今期の新支部長に就任した㈱三喜工業の寺田智信代表取締役は、「小場政昭前支部長(㈱小場組)が16年間継続してきた垂木台地ボランティア活動を、これからも皆さんとともに守っていきたい」と述べた。続けて、激甚化する自然災害について警鐘を鳴らすとともに、「巡視活動は地元企業で働き知識・経験が豊富な我々の使命。迅速な情報提供が地域の安全安心につながる」と強調。会員の引き続きの協力を求めた。


 研修会では、農林水産部の職員が▽山地防災ヘルパー制度について▽治山事業と保安林制度について▽伐木作業等の安全対策について―を講演。安全対策や連絡体制を再確認するとともに、より一層の連携強化を図った。


 またこの日は、今年4月に同支部が(公財)十八親和ふるさと振興基金(山川信彦理事長)を受けたことを記念して、支部・振興局・銀行の代表者が森林公園内にサクラ3本を植樹。同支部は、助成金を草刈り機6台の購入費に充て垂木台地の環境保全に励んだ。


研修会ならびにボランティアの参加会員(順不同)

  • ㈱三喜工業
  • ㈱小場組
  • ㈱平尾組
  • ㈱三青
  • 鳥田組㈱
  • 星野建設㈱
  • 田中工業㈱
  • 藤永地建㈱
  • ㈱三又土建
  • 柴﨑建設㈱
  • 松本建設㈱
  • 宅島建設㈱
  • ㈱吉川組
  • 大栄開発㈱
  • ㈱アールデ

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