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不動産・建設経済局長賞「建築の使命と協力してものをつくる達成感」 /佐世保工業高校建築科3年・松本瑞希さん

2024年01月04日(木)

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人物

松本瑞希さん

「ものづくりの魅力」を見つけたい

 今回の作文では実習中など学校生活で普段思っている本音をそのまま書くことができました。全国レベルのコンクールで受賞したことはとてもうれしく、家族にそのことを話したらとても喜んでくれました。


 作文のテーマを考えたとき、実習の授業で型枠や鉄筋をみんなで組立て、完成した時の達成感がうれしく、とても印象に残ったのでそのときの自分の気持ちを書きました。良いものを作るにはまず設計図をしっかり作る必要があます。ものづくりは設計から施工、完成まで自分の手でつくることができるため、達成感がとても魅力と感じていました。作文を書くに当たって自分なりに導いた答えが“他人と協力してみんなで作品を完成させたときの一体感”だと思います。


 小学生の頃から建設業に携わりたいと思い、佐世保工業高校建築科へ進みました。特に中学生のときにプラモデル作りに夢中になり、ものづくりへの興味が高まり、もっと大きいものを作りたいという感情が大きくなりました。その気持ちが大きくなったのは、建設業を営む叔父に現場を見せてもらった時。さらに自分の中で建設業に携わりたい感情が沸き上がったのを今でもはっきり覚えています。


 高校卒業後は地元佐世保市内の建設会社への就職が内定しており、そこで建築関係の部署で頑張り、将来的には現場監督として活躍したいです。そして、いつになるか分かりませんが、佐世保を代表する建築物を作ることが自分の目標。そのためには、まず必要となる資格を全て取得し、現場経験を積み、早く一人前なることだと思います。そしていつか”ものづくりの魅力“の本当の答えを見つけたいです。


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