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高校生たちが土木の新たな魅力を発信! /青春ビルドプロジェクト

2024年01月04日(木)

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人物

青春ビルドのインスタ

デミー博士

 普通科高校の写真部が土木現場をキリ撮り、写真展を通じて土木の魅力を発信する青春ビルドプロジェクト。デミー博士(長崎大学・出水享技術職員)が、九州地方整備局ならびに各事務所の協力を得て、今年8月から11月に掛けて長崎・佐賀・大分の3県で高校生による現場撮影会が行われた。 ここでは、展示作品の一部を紹介する(全作品は、1月からインスタグラムでも公開予定、下記PDFでも作品を掲載)。


  • 大村高校2年 江口瑞望さん『俺に任せろ』

 普段足を踏み入れて近くで見ることのできない土木の現場を間近で見させていただき、仕事に対する責任感や使命感、慎重さが感じられて素晴らしかったです。


  • 諫早高校2年 入口歩夏さん『作戦会議』

見えないところで私たちの日常を守ってくださる土木の方々は、まるで町のヒーローだと思いました。


  • 諫早高校2年 山本幸奈さん『手作業』

特に驚いた作業のひとつ。鉄筋を固定する際、金具を一つ一つ手作業で絞めていた。延々と続く道路の下に、この方たちの努力と汗の一つ一つが染みこんでいることを実感しました。


  • 諫早高校2年 荒木楓雅さん『道路の下に』

毎日利用している道路の下には、この鉄筋があって、それを造っている人がいるおかげで丈夫な道路が使えるということを意識して過ごしていきたい。


  • 大村高校1年 東遙奈さん『気合い入れ』

ラジオ体操をして「これから頑張るぞ」と気合を入れているように見えました。身体を使う仕事に体操は欠かせないものなのだと分かりました。


  • 諫早高校2年 山田萌々花さん『生活を支える仕事人』

「ここ、いつ完成するのかな?」と思ったことありませんか。さまざまな場所で工事が行われていますが、仕事を詳しく知る機会は少ないです。みんなの安全を守り、より良い生活を影で支えていただいていることに感謝。


  • 諫早高校1年 冨永悠太さん『築く』

「土木工事はひとりで作り上げるものではなく、多くの人の協力があって出来ている」ということを伝えたかった1枚。協力してひとつのものを作り上げることの凄さ、大切さが伝わってきました。


  • 諫早高校1年 藤山葵さん『道路の強さの礎』

鉄筋をひとつひとつ手作業で繋げているのを見てとても驚きました。この作業は、道路工事の基盤であり、写真のこの一瞬が私たちにとってどれだけ欠かせないものであるのかを実感させてくれます。


  • 諫早高校1年 中村心英さん『カラフルな作業場』

工事現場といわれると鉄の色や錆びた色を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、この写真ではオレンジや青といった鮮やかな色が多くとりいれられており、私が想像していた工事現場とは大きく違いました。


  • 大村高校2年 安藤飛鳥さん『一つ一つを丁寧に』

歩道の縁石も一つ一つ高さやズレなどがないように置かれていたことを知り驚きました。写真で土木の仕事について興味を持ってくれる人が増えればいいなと思いました。


  • 大村高校2年 御厨彩葵さん『おどろき』

バックホウで2㍍の縁石を持ち上げたり、物と物のあいだに砂を入れたりと細かい作業をしていて、職人技だなと驚きました。


  • 大村高校1年 杉本咲希さん『慎重に』

重機で縁石を持ち上げた後、降ろす際は人の手で慎重に行う姿を撮影。2人で協力して、慎重に作業を進めている様子が印象に残りました。


  • 長崎東高校2年 渡部光さん『第二の手』

撤去するブロックをクレーンで浚渫船へ移している一枚。何十㌧もあるブロックを手元のレバーを駆使して運んでいる。操縦士は大きいクレーンを自分の手であるかのように、慣れた手つきで慎重に動かしていた。


デミー博士(出水享氏)
 常に同じ環境に身を置くと、魅力や価値が薄れがちです。土木に従事する皆さんも、その魅力と価値を見失っていることがあるかもしれません。しかしその一方で、初めて土木に触れる高校生はどうでしょう?新鮮な驚きと発見が彼らを待っています。彼らが初めて経験した土木の世界には、どんな感動がありどのようにシャッターをきったのか。彼らの写真と感想を通じて、楽しんでいただければ幸いです。きっと、忘れかけていた土木の魅力や価値、そして誇りを取り戻すきっかけになることでしょう。


【令和5年度撮影場所】

  • 森山拡幅工事『長崎57号下井牟田赤崎高架橋床版(P5~P11)工事』/発注者:長崎河川国道事務所/受注者:竹下建設工業㈱/撮影者:県立諫早高等学校
  • 大村拡幅工事『令和4年度杭出津地区環境整備1期外工事』/発注者:長崎河川国道事務所/受注者:鹿島道路㈱九州支店/撮影者:県立大村高等学校
  • 長崎港浚渫工事『令和4年度長崎港航路(―12㍍)護岸撤去工事』/発注者:長崎港湾・空港整備事務所/受注者:㈱西海建設/撮影者:県立長崎東高等学校

【PDF】青春ビルド①

【PDF】青春ビルド②

【PDF】青春ビルド③


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